対岸(Michigan)のブランパン

Unnecessary but Practically Unnecessary

不必要ではあるとはいえ、実際にはあまり必要のない物たち

【Black Walnut Bakery Cafe】ミシガンからカナダへ征かれると?ならばロンドンを経由されたし。

 

f:id:Raretsu:20190903072023j:plain

 

ミシガン、それもデトロイト近辺は、立地上カナダにほど近いところに位置している。

ミシガンそれ自体が全米でも14番目のGDPを誇る事は既に別記事にて述べたとおりだが、カナダに近いというのもなかなかに捨てがたいメリットと言えるだろう。

 

例えば筆者の住まいから考えれば、観光地として名高い彼のナイアガラの滝であったり、あるいはトロントも、およそ5時間も運転すればたどり着ける。

デトロイト近辺にお住いの御仁が、果たして年間何人ナイアガラの滝に挑戦されるのかは皆目見当もつかないが、観光地として高名であるがゆえ、れはもう相当数おられるものと憶測が止まらない。

 

 

 

このブログがナイアガラの滝やトロントと同じように高名なブログであったならば、この流れで

 

『ナイアガラの滝観光!おすすめ見どころ情報!』

『ここだけは外せない!トロント観光のおいしいとこだけ!』

 

といった勢いで観光情報を載せたいところではあるが、悲しいかなこの辺境ブログにはそのような有益な情報は似つかわしくない。

 

あくまで辺境ブログであることを念頭に置き、ピンポイントかつさほど役に立つとは思えない情報を提供する姿勢を貫く必要があることは、もはや検討するまでもなく明白だろう。

 

f:id:Raretsu:20190905073818j:plain

本記事における申し訳程度のナイアガラの滝要素である。なおこれ以降、ナイアガラの滝は一切登場しない。

 

 

 

つまり、『ナイアガラの滝あるいはトロントに行った後どうするか』ではなく、『ナイアガラの滝に行く途中はどうするか』あたりのピンポイントで物を考えていく必要がある。

 

 

『行く途中』となると、それはつまるところ車の運転中を意味するだろう。

ミシガンからカナダへ赴く道は平坦かつ、まっすぐな道が続く。ややもすると眠気を催してしまう諸兄姉もおられるのではないかと憶測を立ててやまない。

 

 

 

 

となると、その道中に絶対必要不可欠と言っても過言なのはそう、

 

 

 

f:id:Raretsu:20190905064819j:plain

www.blackwalnutbakerycafe.com

 

『いい塩梅の立地』で、『いい塩梅のコーヒー』『それとなく』提供してくれるカフェであるだろう。

 

 

この3条件を満たすカフェがあったならば、それはナイアガラの滝やトロントをすらも凌駕する存在となりえると言ってしまっても過言だろう。

 

 

 

 

 

そして今回、筆者としてはそこにカナダはロンドンに存在する

【Black Walnut Bakery Cafe & Roastery】

をこそ、推したいと考える次第であり、以下にその論拠を詰めていきたい。

 

 

 

 

 

 

『いい塩梅の立地』に関する愚考

 

ロンドンと聞くとまず連想されるのは、かつて英国の良心と謳われたあの名門靴メーカーを擁する彼の国の首都であろうが、しかし今回は彼の国ではなく加の国、すなわちカナダに存在するもうひとつのロンドンである。

 

 

さてこのロンドン、デトロイトあたりから見るとおおよそ中間地点に位置している。

f:id:Raretsu:20190905070122j:plain

 

デトロイトから出発したならば凡そ2つのルートが考えられるが、そのどちらにおいても大体中間地点である。

 

 

2時間の運転に対して10分~20分程度の休憩が望ましいとされているそうだが、最初に出発しておよそ2時間、その地とはまさしくロンドンではなかろうか。

 

つまるところこの立地は、先述の条件、『いい塩梅の立地』ということになると筆者は愚考するわけである。

 

 

 

 

『いい塩梅のコーヒー』に関する愚考

 

『いい塩梅のコーヒー』と書くと何やら字面がおかしいようで、それこそへそでコーヒーをドリップせずにはいられない諸兄姉もおられるだろうが、しかしこのいい塩梅を評価するのはなかなかどうして難しい。

 

 

ただ、少なくともこのカフェに関して言えば恐らく『地元の人気店』であろうことは伺い知れる。

 

屋内席がおよそ40席程度あるのに加え、テラス席も同程度あるために合計で大体80席程度収容可能なようだが、昼時前に伺った時点で半分以上は席が埋まっている印象であったためである。カフェタイムともなれば常時満席となってもおかしくはない。

 

また寒いカナダのこと、冬の時期はテラス席など寒くて滞在できたものではないだろうから、冬場の店内は更に混むこと請け合いだろう。

 

筆者同様にコーヒーをテイクアウトしていく御仁も散見され、総じて繁盛しているのではないかと推察する次第である。

 

 

 

コーヒーの品揃えとしては、アメリカーノやラテ、モカといったエスプレッソドリンクをメインに、ドリップコーヒー、コールドブリューやデカフェといった展開もある。

全体として、フェアトレードであることが念頭にあるようだ。

 

f:id:Raretsu:20190905074139j:plain

ちなみにマシンはELEKTRA製を使用しているようだ。あまり見かけないようにも思うが実際どうなのかは筆者には全くわからない。

 

基本的には12oz (355ml) あるいは16oz (473ml) の2サイズで揃えている。

小さいサイズだとアメリカーノの2カナダドルちょっと、ラテが4カナダドルちょっとであるから、感覚的にはアメリカーノがおよそ200円前後、ラテが400円未満といったところだろう。

 

 

 肝心の味に関しては、

・全体的にインパクトはさほど強くない。

・酸味はほとんどない。

・どちらかというと優しい味わい。

という感覚であった。

 

もっともこれは曖昧な筆者の曖昧な味覚であるからして、参考以下程度の情報であることは言うに及ばず。

カナダのコーヒーが全体的にこういう傾向なのか、或いはフェアトレードを推している店がそういう傾向にあるのか、といった点も含めて、筆者には全くわからないということを追記しておきたい。

 

 

 ちなみに豆の販売も行っている。 

f:id:Raretsu:20190905074728j:plain

いずれもフェアトレードであるようだ。

 少し驚いたのは、1Lb (454g) で19カナダドルという点である。

執筆時で1カナダドル = 80.43円であるからして、100gあたり340円以下の計算になる。

この手のお洒落カフェにしてフェアトレードの品であることを考えると、割安なのではなかろうか。

 

 

 

なおこれは極めて個人的な印象ではあるが、この手のカフェだとエスプレッソ用であっても、かなり浅煎りの豆を使用する店が多いように感じる。

フルーティなコーヒーを目指しているためかもしれないが、どうも昨今のカフェはその傾向が強まっているように思う。

 

浅煎りを否定するわけではないが、猫も杓子も浅煎り至上、というのもいかがなものか考えるがする今日であり、その点でダークローストまで扱っているこの店の存在はありがたいようにも感じる。

 

なおBakeryと銘打つだけあって、朝食のお供のクロワッサンに始まり、スコーンケーキクッキーの類、あるいはサンドイッチ、そしてほうれん草パイ等様々な軽食も取り揃えている。パイ類は頼めば温めなおしてくれるようである。

 

 

やや話がそれたが、どのようなコーヒーが好きか、というのは人によって異なるべきである。

が、ともあれ旅先で飲むコーヒーとして、この全体的に優しい味のコーヒーは何とはなしに『いい塩梅』で、フェアトレードでありながら豆も『いい塩梅』の価格設定なのでは、とここは半ば強引に結論付けたい。

 

 

 

『それとなく』に関する愚考

 

『それとなく』というのはもはや基準でも何でもないが、外観からもわかる通りここは所謂お洒落なカフェとして認知されている事と思う。

 

 

お洒落カフェにはつきもののグッズ類は言わずもがな充実しているし、

f:id:Raretsu:20190905102101j:plain

カナダドルの持ち合わせが足りなかったので断念したが、筆者としてはPGとYGの中間色のような色合いのタンブラー(36カナダドル)が気になった。

 

全体的にあるいは茶色で統一されているのも好印象である。

メニューも黒板で表記しているのは、何やらこそばゆくすら感じられる。

f:id:Raretsu:20190905102344j:plain

この時代に黒板と言うのがまた好い。

 

『それとなく』も人によって異なる基準になるが、過度に華美でもなく、落ち着きすぎているわけでもなく、はたまた前衛的すぎるわけでもないこの様相というのは、『それとなく』いい感じに提供する場として相応しいではなかろうか。

 

 

 

ともあれ以上の論拠により、このカナダロンドンに君臨する

【Black Walnut Bakery Cafe & Roastery】こそ、

『いい塩梅の立地』で、『いい塩梅のコーヒー』『それとなく』提供してくれるカフェなのではないか、と愚考するに至った次第である。

 

 

 

ちなみに辺境ブログであることを活かして重箱の隅をつついておくならば、コーヒーの提供スピードが気持ちゆっくりめな感はある。

 

それ自体は別にいいのだが、この店の場合はそれなりに人気店でかつテイクアウトの御仁も多いので、コーヒーの提供を待つ人が同時に複数人存在しうる。

そんな中、待つ場所があまり広くはなく、あったとしてもその場所がスタッフの動線に被るので、やや手狭感があるようには感じた。

 

 

もっともそんなことを気にするのは筆者だけと言われれば、それはまさしくその通りかもしれない。

 

 

Raretsu

 

 

f:id:Raretsu:20190905105822j:plain

ちなみにカナダへ征かれるのならば、お土産は定番だがアイスワインを一考されてはいかがであろうか。特に品種にこだわりがなければ、歴史を鑑みるにVidalも良いのでは、と愚考する次第である。